職場内でのストーカー、社内ストーカー対策

近年急増しているストーカーの中で、意外に数が多いのが社内ストーカーです。
ストーカーと聞くと変質者のような印象があると思いますが、実は身近な人や職場の同僚などからの被害を受けている相談者様も数多くいらっしゃいます。
ではなぜ社内ストーカーが増えているのかというと、職場の同僚や上司部下がストーカーに発展しやすい最大の理由は、非常に簡単にストーカー相手の個人情報を入手出来ることが理由でしょう。
つまり通常ストーカー対策として考えられる、個人情報を知られないようにするという対策を使うことができないということになります。
自宅の住所や、通勤や帰宅経路、被害者の生活環境を含め、簡単に知られてしまいます。
そこで社内ストーカー対策としてとても重要なことは、はっきりと拒否することです
同じ社内にいることで、ある程度のコミュニケーションが取れるのであれば、そういった気持ちは全くないとということを相手に理解させることが大事です。
もし拒否していても、相手の行動が変わらないようなら、第三者に相談しましょう。
相談する相手にもよりますが、ベストなのはストーカーからみて上司が良いでしょう。
職場内での関係を考えると相談しにくいとは思いますが、そこで泣き寝入りをしてしまい最悪職場を退職したとしても、ストーカーには名前はもちろん住所まで知られていることを忘れてはいけません。
ストーカー行為に対して困っていることを加害者にはっきりと伝え、それでもストーカー行為をやめないのであれば、相手の上司に相談しましょう。
もしそれでも付きまといなどのストーカー行為をやめないのであれば、警察に相談することも視野に入れて、そのこともストーカーに伝えることも場合によっては必要となります。

 

 

社内ストーカーの対策をお伝えしましたが、では撃退するにはどうしたらいいのでしょう?
職場内での人間関係がある以上、撃退というのは正しい選択なのか、確かにこの問題は非常に難しいです。
相手によってはストーカー行為を撃退してしまうことで、自分の立場を悪くしてしまう場合もあります。
ではそのまま泣き寝入りするのかといったら、必ずしもそうとは限りません。
まずは撃退するよりも、相手に対しての接し方や態度を考えてみましょう。
職場は仕事をするところです。
ですので相手に対して必要以上に優しくする必要はありません。
会話に関しても業務以外の話は、最低限にしてプライベートな話には答える必要はありません。
気をつけることは、なるべく二人になってしまう状況を作らないようにすることです。
同僚などを味方につけ、帰宅時など二人きりにならないように協力してもらいましょう。